H2Aロケット29号機、カナダの通信放送衛星の打ち上げに成功、国産ロケットによる商業衛星の打ち上げは初、静止衛星の負担を軽減する改良で国際市場で受注増を目指す




【2015/11/24最新】 【主報】 (2015/11/24-22:45)
 H2Aロケット29号機、カナダの通信放送衛星の打ち上げに成功、国産ロケットによる商業衛星の打ち上げは初、静止衛星の負担を軽減する改良で国際市場で受注増を目指す



 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は24日午後3時50分、カナダの商業衛星を搭載したH2Aロケット29号機を鹿児島県・種子島宇宙センターから打ち上げた。衛星は約4時間半後にロケットから分離され、目標の軌道に投入された。打ち上げは成功した。国産ロケットによる商業衛星の打ち上げは初めて。

 H2Aは23機連続の成功で、成功率は96.6%になった。29号機は、静止衛星の負担を軽減する第2段ロケットの改良を初めて導入。改良型の投入によって、三菱重工は厳しい競争が続く国際市場で受注増を目指す。

 打ち上げ成功後の記者会見で、三菱重工の阿部直彦宇宙事業部長は「初めての海外商業衛星だが、無事に打ち上げられた」とほっとした表情を見せた。JAXAの奥村直樹理事長も「打ち上げ市場に必須の技術を実証できた」と述べた。

 商業衛星は三菱重工が2013年9月、カナダの衛星運用大手テレサットから初めて受注した通信放送衛星「テルスター12V」で、高度約3万6000キロの静止軌道で運用される。

 赤道直下で打ち上げる欧州のアリアン5ロケットなどと比べ、緯度の高い種子島を使うH2Aは静止衛星打ち上げの際、分離後に衛星が軌道に入るまでの燃料消費が多く、受注競争で不利になっていた。

 29号機は打ち上げ後すぐに衛星を分離せず、ロケットの2段目エンジンを3回噴射して静止軌道により近い位置で衛星を分離することで、衛星の搭載燃料を節約する。三菱重工とJAXAは「弱点」を克服することで、商業衛星の受注拡大に弾みを付けたい考えだ。

 29号機は午後3時23分に打ち上げ予定だったが、警戒区域内に船が進入したため準備作業を一時中断。打ち上げは27分遅れた。

時事ドットコム(引用元)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201511/2015112400580&g=soc






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