国連教育科学文化機関(UNESCO)、日本が推薦した「明治日本の産業革命遺産」の世界文化遺産登録を決定、軍艦島や八幡製鉄所など8県23施設が対象






















































































































































































































【主報】 (2015/07/06-00:37)
 国連教育科学文化機関(UNESCO)、日本が推薦した「明治日本の産業革命遺産」の世界文化遺産登録を決定、軍艦島や八幡製鉄所など8県23施設が対象



 【ボン時事】ドイツのボンで開催中の国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会は5日、日本が推薦した「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の世界文化遺産登録を決定した。軍艦島や八幡製鉄所など、幕末から明治にかけ重工業の近代化を成し遂げた日本の歩みを示す資産の歴史的価値が認められた。

 国内からの登録は一昨年の富士山、昨年の富岡製糸場に続き3年連続。日本の世界文化遺産は15件目、自然遺産を含めると19件目となる。

 ユネスコ諮問機関は5月、「わずか50年余りで急速な産業化を達成した。非西洋地域に初めて産業化の波及が成功したことを示す」と高く評価し、登録するよう勧告した。

 しかし、委員国の韓国が「施設の一部で戦時中に朝鮮半島出身者の強制徴用があった」と主張。日韓両国の協議で、日本が太平洋戦争中を含む歴史全体を説明することなどで合意した。

 佐藤地ユネスコ代表部大使は、登録決定後の演説で「朝鮮半島の多くの人々が意思に反して連れて来られ、働かされたことへの理解を進める」と述べ、情報センター設置などを進める考えを表明した。韓国政府代表は「日本が誠意をもって履行すると信じる。被害者の苦痛を記憶にとどめ、歴史の傷を癒やす重要な一歩だ」と述べた。

 産業革命遺産は、軍艦島の通称で知られる「端島炭坑」(長崎市)や「三池炭鉱」(福岡県大牟田市など)、国内最古の洋式高炉「橋野鉄鉱山・高炉跡」(岩手県釜石市)、幕末の姿を残す「韮山反射炉」(静岡県伊豆の国市)など8県23施設で構成。「三菱長崎造船所」(長崎市)や「官営八幡製鉄所」(北九州市)など稼働中の資産が国内で初めて登録された。

 産業革命遺産と同時期に文化審議会が推した「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」は2016年の登録に向け推薦済みで、同年には東京・上野の国立西洋美術館を含む「仏建築家ル・コルビュジエの建築物群」(フランス推薦)も審議される。

時事ドットコム(引用元)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201507/2015070600008&g=soc

【前報】 (2015/06/20-14:38)
 韓国、「明治日本の産業革命遺産」の世界文化遺産登録に反対、日韓外相会談で意見交換へ



 岸田文雄外相は21日、韓国の尹炳世外相と東京都内で会談する。いわゆる従軍慰安婦問題や、「明治日本の産業革命遺産」の世界文化遺産登録に韓国が反対している問題の扱いが焦点。日本側としては、日韓国交正常化50周年の節目に諸懸案について率直に意見を交わし、現政権下で一度も行われていない首脳会談につなげたい考えだが、双方の対立は根深く、会談の行方は見通せない。

 尹外相は21日午後に来日する。韓国の外相が来日するのは約4年ぶりで、朴槿恵政権では初めて。同日の外相会談に続き、日韓基本条約署名から50年に当たる22日には安倍晋三首相とも会談、在京韓国大使館が主催する記念式典に岸田外相とともに出席する。

 慰安婦問題をめぐり、韓国側は日本の法的責任を明確に認めるよう主張。これに対し、日本側は1965年の日韓請求権協定で「完全かつ最終的に解決した」との立場を崩していない。
 昨年4月以降、両政府は外務省局長級協議を8回にわたって行い、韓国側は慰安婦問題を集中的に取り上げてきた。朴大統領は今月の米紙インタビューで「相当な進展があった」と述べたが、日本外務省幹部は「日本が基本的立場を変えることはない」と指摘、「なかなか進展が図られていないのが事実だ」と真意をいぶかる。

 明治日本の産業革命遺産について、韓国側は「戦時中に朝鮮人が強制徴用された施設が含まれる」として世界文化遺産登録に反対。日本側は、遺産の対象年代が強制徴用の時代とは異なると反論している。日韓間の話し合いが付かなければ、28日からドイツで開かれる世界遺産委員会の議論に響く可能性もある。

 他にも、東京電力福島第1原発事故を受けた韓国による日本の水産物輸入規制や、戦時中に日本に動員された元徴用工らによる損害賠償訴訟、日韓の主張が真っ向から対立する島根県・竹島問題など、難題が山積する。今回、外相会談後の共同記者会見や共同文書の発表は予定されておらず、双方とも懸案解決に向けた手掛かりは得られていないとみられる。

時事ドットコム(引用元)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201506/2015062000168&g=pol

【前報】 (2015/06/22-00:41)
 日韓外相会談、韓国が反対していた「明治日本の産業革命遺産」の世界文化遺産登録について、韓国が申請した「百済の歴史地区」と共に登録されるよう協力していくことで合意



 岸田文雄外相は21日、東京都内で韓国の尹炳世外相と夕食会を含め約3時間会談した。韓国が反対していた「明治日本の産業革命遺産」の世界文化遺産登録について、韓国が申請した「百済の歴史地区」と共に登録されるよう協力していくことで合意した。両外相は、安倍晋三首相と朴槿恵大統領による首脳会談の適切な時期の実現に向け、努力していくことも確認した。

 産業革命遺産をめぐり、韓国側は一部施設で朝鮮半島出身者が強制徴用されたと主張、記念碑などで「負の側面」を明確にするよう求めていた。岸田氏は外相会談で、「歴史全体」の表示に応じる考えを示したとみられる。これにより登録の可否が決まる28日からの世界遺産委員会を前に両国の対立は解消することになった。

 外相会談後、岸田氏は記者団に「日韓関係の前進に向け、前向きな議論を行った」と強調。首脳会談については、「適切な時期に実現すべく共に努力していくこととした」と述べたが、尹氏は記者団に「時期を話す段階ではない。環境を整えることが重要だ」と述べるにとどめた。

 焦点のいわゆる従軍慰安婦問題をめぐっては、両国がそれぞれの立場を主張した。岸田氏は1965年の日韓請求権協定で法的に解決済みとの従来の立場を説明したとみられる。両外相は外務省局長級の協議継続を確認した。

 尹氏は首相が夏に表明する戦後70年談話について、戦後50年の村山首相談話など「歴代内閣の歴史認識がはっきりと表明されるよう期待する」と述べた。

 一方、尹氏は岸田氏の年内訪韓を招請し、岸田氏も調整を約束。両外相は、国際会議の場での日韓外相会談を定例化することで一致した。

 日韓外相会談は3月にソウルで行われて以来。尹氏は、日韓国交正常化50周年に当たる22日に首相を表敬訪問。首相と大統領は同日夕に東京とソウルで行われる両国大使館主催の記念行事に出席する。

時事ドットコム(引用元)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201506/2015062200004&g=pol

【前報】 (2015/06/23-17:09)
 日韓両政府、「明治日本の産業革命遺産」について、世界文化遺産登録をめぐる実務者協議を開催



 日韓両政府は23日、「明治日本の産業革命遺産」について国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産登録をめぐる実務者協議を東京都内で行った。

 日韓外相は21日の会談で、登録に向け協力することで合意。それを受け、詰めの作業を行ったとみられる。これまで韓国側は一部施設で朝鮮半島出身者の強制労働が行われた「負の歴史」を反映させるべきだと主張。外相会談で日本側はこれに一定の配慮を示したとみられ、具体的にどう反映させるか、話し合ったもようだ。

 これまで2回行われた実務協議と同様、韓国側は崔鍾文ユネスコ協力代表、日本側は新美潤外務省国際文化交流審議官がそれぞれ出席したとみられる。

 韓国外務省報道官は23日の記者会見で、「細部に関する協議であるため、内容は公開しないことになっている」と説明。「今後も、会談やメール、電話を通じて随時、接触する予定だ」と述べた。

時事ドットコム(引用元)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201506/2015062300545&g=pol

【前報】 (2015/06/23-22:25)
 日本政府、世界遺産委員会で強制徴用が行われた戦時中を含む歴史全体について説明する考え、韓国側はこれを評価



 日韓両政府は23日、「明治日本の産業革命遺産」の国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界文化遺産登録の問題について、外務省局長級による協議を開いた。日本側は28日からドイツで行われる世界遺産委員会で、強制徴用が行われた戦時中を含む歴史全体について説明する考えを伝えた。韓国側はこれを評価し、説明の具体的内容を今後両国間で調整していくことで一致した。

 協議に、日本側は新美潤国際文化交流審議官、韓国側は崔鍾文ユネスコ協力代表が出席した。

 これまで韓国側は、日本が世界遺産登録を申請している施設の一部で戦時中に朝鮮半島出身者の強制労働が行われたとして登録反対を主張。ユネスコの諮問機関が5月に登録を勧告した際、「各施設の歴史全体について理解できる計画」を求めたことを踏まえ、日本に対して「負の歴史」を明確にするよう要求していた。

 日本側は、申請の対象は1850年代から1910年までで、強制労働があった戦時中の1940年代は含まれていないと反論していたが、21日の日韓外相会談で、韓国が申請した「百済の歴史地区」とともに登録されるよう協力することで一致。これを受け、23日の協議で日本側は、韓国の主張を受け入れ、「1910年以降のことも含めて歴史全体を世界遺産委で説明する」と伝えた。

 ドイツでの世界遺産委は28日~7月8日に開かれ、日本が申請した産業革命遺産は新規案件を扱う7月3~5日に登録の可否が判断される。

時事ドットコム(引用元)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201506/2015062300843&g=pol

【前報】 (2015/07/02-00:14)
 外務審議官、世界遺産登録に向け韓国の外務次官補ら韓国高官と協議



 【ソウル時事】杉山晋輔外務審議官は1日、ソウルで金※(※=火ヘンに共)均外務次官補ら韓国高官と会い、「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産登録に向け協議した。日本政府関係者によると、韓国側が明示を求める強制労働の歴史をどう反映させるかをめぐり両国間になお溝が残っているといい、詰めの調整を行ったとみられる。

 聯合ニュースによると、杉山氏はドイツ・ボンで開催中の世界遺産委員会に派遣される韓国政府代表団の首席代表、趙兌烈外務第2次官とも会談した。

 これに関連し、斎木昭隆外務事務次官も1日、韓国の柳興洙駐日大使と東京都内で協議した。先の日韓外相会談では、登録に向け両国が協力することで一致。その後の実務者協議で、日本側が強制徴用が行われた戦時中を含む歴史全体について世界遺産委員会で説明することで合意している。

時事ドットコム(引用元)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201507/2015070100861&g=pol

【前報】 (2015/07/02-18:24)
 外務審議官、韓国次官補と連日の協議



 【ソウル時事】韓国外務省関係者によると、訪韓している杉山晋輔外務審議官は2日、金※(※=火ヘンに共)均外務次官補と会談した。両氏は1日にも協議している。

 会談内容は不明。「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産登録問題のほか、安倍晋三首相が8月に発表する戦後70年談話や、秋にも予想される日中韓首脳会談、日韓首脳会談など今後の日韓関係について幅広く意見交換したとみられる。

時事ドットコム(引用元)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201507/2015070200764&g=pol

【前報】 (2015/07/04-21:50)
 世界遺産委員会、日本が推薦した「明治日本の産業革命遺産」、韓国が反対し審査が持ち越しに



 ドイツで開かれている世界遺産委員会で、日本が推薦した「明治日本の産業革命遺産」の審査が持ち越されたのを受け、政府内には戸惑いが広がっている。6月の日韓外相会談で尹炳世韓国外相が登録に協力を約束していただけに、韓国側の強硬な態度は予想外だったようだ。

 外務省幹部は4日、「外相同士が協力で一致したのだから、まだその努力を続けている」と言葉少なに語った。

 審査持ち越しは、戦時中の強制労働の歴史をめぐる日韓の調整が難航していることが原因とみられる。政府関係者によると、世界遺産委での韓国代表が行う発言内容などに関し、なお両国に隔たりがあるという。話し合いが付かない場合、委員国による投票に持ち込まれ、韓国は反対に回る可能性が高い。

 政府は、安倍晋三首相と韓国の朴槿恵大統領による初の首脳会談を今年秋に行うことを目指している。世界遺産委での調整が決裂すれば、首脳会談開催に向けた動きに水を差すのは避けられない。政府関係者は「韓国の裏切りだと日本人には映るだろう。日韓関係への影響は計り知れない」と懸念している。

時事ドットコム(引用元)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201507/2015070400248&g=soc

【前報】 (2015/07/04-22:44)
 韓国、日韓外相会談で協力を表明も、直前で反対を主張



 【ボン時事】ドイツのボンで開催中の国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会は4日、日本が推薦した「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の世界文化遺産登録の可否についての審議を5日午後3時(日本時間同日午後10時)から行うと決定した。当初は4日に審議予定だった。

 ユネスコ諮問機関は5月に登録を勧告したが、委員国の韓国が「施設の一部で戦時中に朝鮮半島出身者の強制労働が行われた」として登録反対を主張。6月21日の日韓外相会談で、日本が太平洋戦争中の歴史について説明を加えることなどで協力を取り付け、両国が内容の協議を続けていた。

 同委員会は持ち越しの理由を明らかにしていないが、日本政府関係者などによると、日韓両国の協議が難航しているためという。

 新規登録は全会一致が原則だが、意見がまとまらない場合は投票で決めることもある。その場合は日韓を含む21の委員国の3分の2以上の賛成が必要。否決されたり、半数以上が審議延期を求めたりした場合は、翌年以降の審議に回される可能性もある。

時事ドットコム(引用元)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201507/2015070400172&g=soc

【前報】 (2015/07/05-23:47)
 韓国外相、「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産登録について、円満解決と評価、日本にほぼ望み通りの対応を引き出させる



 【ソウル時事】「明治日本の産業革命遺産」の国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界文化遺産登録をめぐる日韓の交渉はぎりぎりまで難航した。最終的に決定にこぎ着け、登録への協力で一致した先の日韓外相会談の結果が生かされた。今後の関係改善に望みをつないだ。

 韓国の尹炳世外相は5日夜、ソウルで記者会見し「円満解決」と評価。「韓国の懸念が忠実に反映された形で決定されたことをうれしく思う」と満足感を表明した。

 日韓の詰めの交渉は、世界遺産委員会で韓国代表が行う発言内容などをめぐって難航した。韓国国内ではこの問題をめぐり、外務省の対応が遅れたという批判が強く、韓国はぎりぎりまで強気の対応を継続。この結果、「1940年代に意思に反して韓国人らが動員され、強制的に働かされた」と日本側が発表することで合意。韓国としては、ほぼ望み通りの対応を引き出した。

 尹氏は6月21日、韓国外相として約4年ぶりに訪日し、岸田文雄外相と会談。登録へ協力することで一致した。「政治決着した」(日韓関係筋)と受け止められ、同月22日の国交正常化50周年記念行事に両国首脳が出席したことと合わせ、関係改善ムードを高める大きな要因となった。

 決裂なら、外相訪日の効果は吹き飛んでいた。決裂の責任をめぐって両国が応酬する事態になれば、関係改善の機運に水を差すのは必至だった。こうした危機感が、最終的に両国を妥協に向かわせたとみられる。

時事ドットコム(引用元)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201507/2015070500084&g=pol

【前報】 (2015/07/05-23:17)
 日韓交渉難航、日本政府関係者は全会一致の登録を条件に、韓国に歩み寄らざるを得ない状況に



 【ボン時事】「明治日本の産業革命遺産」の扱いをめぐり、日韓両国政府代表団が土壇場で妥結を実現した。会議は人類共通の遺産を一致して受け継ごうという前向きな理念を掲げており、議長国ドイツなどが日韓に、政治的対立の克服を強く要請したことも背景にあるとみられる。

 6月の日韓外相会談では、一部施設で朝鮮半島出身者が強制徴用されたと主張する韓国が矛を収める形で協力が合意され、登録は楽観されていた。だが、審議期間に入っても「合意の細部に大きな認識のずれが残っていた」(日本政府関係者)。

 この強制性をどの程度明確に表現するかが事前協議の対立点になった。日本側は韓国側に対し、審議での意見陳述内容を弱めるよう要求。韓国側も日本に何らかの言及を求め、調整が難航した。

 ユネスコの諮問機関は「各施設の歴史全体の説明」も勧告しており、韓国側は「強制徴用の明確化」がこの線に沿うと考えたもようだ。一方、日本側は申請対象の期間に戦時中は含まれていないとの立場。強制連行をめぐり、韓国で日本企業に賠償を命じる判決が相次いでいることもあって「強制」に神経をとがらせ、溝は深かった。

 それでもドイツは水面下で仲裁を継続。同委員会の執行部会議は、審議を5日午後の最初(日本時間同日午後10時)と決め、期限を定めて日韓に決着を迫った。

 同日午前の段階で、日本政府関係者は全会一致の登録を条件に、韓国に歩み寄らざるを得ないとの見方を示し、別の関係者は「世界遺産の精神と日韓関係を大局的に考えた結果」と話した。

時事ドットコム(引用元)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201507/2015070500207&g=soc

【前報】 (2015/07/05-23:51)
 世界遺産登録をめぐり、日韓の歴史認識対立が鮮明に



 「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産登録をめぐり、日韓両国の歴史認識の対立が改めて鮮明となった。世界遺産委員会の決議は全会一致が原則で、争点は審議前に調整を済ませることが通例とされ、日程を延期してまで調整が続いた今回は極めて異例の展開と言える。

 産業革命遺産は1853年から1910年までの、日本の近代化の過程を説明。海外の専門家の意見を採り入れ、八幡製鉄所の鋼材が国際評価を得た年を終点とした。諮問機関も期間は問題視せずに価値を認めた。

 これに対し、韓国は「強制徴用があった太平洋戦争中の負の歴史を無視した」と主張。遺産の普遍的価値とは無関係の、政治的対立が審議の場に持ち込まれた側面は否めない。

 ユネスコは「人類の調和」の趣旨から、政治対立が前面に出ることは避けてきた。過去に原爆ドームの登録に米国が反対した際には、核兵器の被害より平和の象徴という意味合いを強調する決議文案で事前に調整したとされる。イスラエルの「ダンの三連アーチ門」は、所在地で国境紛争を抱えており、ユネスコは価値判断に踏み込まず、国境問題を理由に審議延期を続けている。

 産業革命遺産も同様に審議自体が先送りされる可能性があった。日本は今年で委員国を外れ、韓国は残るため、日本政府は今回の登録にこだわっていたとみられる。

時事ドットコム(引用元)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201507/2015070500205&g=pol

【前報】 (2015/07/05-23:56)
 「軍艦島」元住人「ただ人が集まればいい観光地ではなく、学ぶ場にしてほしい」と訴え



 「軍艦島」で知られる長崎市の端島炭坑の世界文化遺産登録を待ち望んでいた元島民がいる。12年前から保存に向けた活動を続けるNPO法人代表の坂本道徳さん(61)。「自分が生きているうちに見届けられてよかった」と喜ぶ一方、「ただ人が集まればいい観光地ではなく、学ぶ場にしてほしい」と訴えている。

 小学6年だった1966年、炭鉱労働者だった父親の仕事の関係で、長崎港の沖合約18キロに浮かぶ端島に一家で移り住み、74年の閉山とともに島を出た。「転勤ではない。多くの島民にとってふるさとを捨てていくということだった」。99年、同窓会で25年ぶりに端島に上陸し、「ふるさとをすごく感じた」と振り返る。

 「改めてこの島を見直してみよう」と思い立ち、現在は島の観光ガイドや講演活動、歴史的価値を伝える本の執筆などに取り組んでいる。

 世界遺産となるのは、端島の護岸部分を含む港湾設備など。坂本さんは「護岸が島を守り近代化を支えた城壁だ。端島を知ることで、日本の近代化の歴史、島で暮らした人の生活が見えてくる」と強調する。

時事ドットコム(引用元)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201507/2015070500196&g=soc

【前報】 (2015/07/06-00:19)
 岸田外相「従来の日本政府の認識を述べたもので、財産・請求権の問題は完全かつ最終的に解決済みとの立場だ」とする談話を発表



 「明治日本の産業革命遺産」の国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界文化遺産登録をめぐる日韓両国の調整は曲折の末に辛うじて決着し、日本政府内には5日、安堵(あんど)が広がった。ただ、一度は外相会談で協力を約束したはずの韓国がぎりぎりまで強硬姿勢を崩さず、歴史問題をめぐる相互理解の難しさを裏付けた。

 安倍晋三首相は同日、「心からうれしく思う。素晴らしい遺産の保全と次世代への継承に向け、決意を新たにしたい」との談話を発表。岸田文雄外相も外務省で記者団に「誠に喜ばしいことで歓迎し、祝意を示したい」と述べた。

 日韓の調整で最後までもめたのは、施設の一部で戦時中に朝鮮半島出身者の「強制労働」が行われたことを韓国が明確にしようとした点だ。5日の登録決定を受けた演説で、日本の佐藤地ユネスコ代表部大使は「日本が徴用政策を実施していたことについて理解できるような措置を講じる」と述べ、韓国側の主張に一定の配慮を示した。

 ただ、岸田外相は、佐藤氏の発言について「従来の日本政府の認識を述べたもので、財産・請求権の問題は完全かつ最終的に解決済みとの立場だ」との談話を発表。元徴用工の請求権の問題を韓国が蒸し返さないようくぎを刺すことを忘れなかった。

 登録決定について外務省幹部は「決まらなかったら日韓関係に影響したが、結果オーライだ」と胸をなで下ろしている。これを受けて日本政府は、首相と朴槿恵大統領の首脳会談を秋にも実現させるための調整を本格化させる意向。ただ、歴史認識をめぐる対立から日韓が「円満な協力」を印象付けられなかったのも事実で、今後の関係改善が順調に進むかは不透明な要素が残る。

時事ドットコム(引用元)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201507/2015070600005&g=pol

【続報】 (2015/07/06-00:50)
 世界遺産登録決定に、国内各地では市民らが喜び



 待ちに待った世界文化遺産登録が実現し、関係する国内各地では市民らが喜び合った。

 幕末に佐賀藩が造った「三重津海軍所跡」がある佐賀市。ドイツでの審議をインターネット中継するパブリックビューイングに約80人の市民らが参加。登録決定の様子が映し出されると、「バンザーイ」と歓喜の声が上がった。保存会の島内敬信会長(66)は「この上ない喜び。保全して後世に語り継いでいきたい」と興奮気味に話した。

 長崎市のグラバー園のパブリックビューイングには市民ら約300人が集まった。同市の小学6年篠崎義史君(11)は「身近に世界遺産があるのは誇り。夏休みの自由研究で調べたい」と笑顔。自営業中尾仁さん(42)は「日本の歴史が世界に認められ、すてきなことだ」と話した。

 三池炭鉱などがある福岡県の県庁舎では、小川洋知事が「これからが新しいスタート。高い志を持った先人たちの思いを次の時代に引き継いでいきたい」と強調。県観光・物産振興課の中島徹也さん(51)は「観光客の受け入れ体制が十分とは言えない。地元と協力し、気を引き締めてやっていければ」と述べた。
世界文化遺産に登録が決まった旧集成館の前で喜ぶ人たち=5日夜、鹿児島市

 「橋野鉄鉱山・高炉跡」がある岩手県釜石市では、野田武則市長がドイツに派遣した職員からの一報を電話で受け破顔一笑。「復興を目指す市にとって大きな光となる」と力を込めた。高炉を建設し、近代製鉄の父として知られる大島高任のやしゃご大島輝洋さん(67)は「紆余(うよ)曲折を経てやっと登録された」と喜びをにじませた。

 薩摩藩に関する史料などを所蔵する鹿児島市の「尚古集成館」の田村省三館長(61)は16年間にわたり登録推進の取り組みを続けてきた。「登録されほっとした。うれしい気持ちでいっぱい」と感慨深げに話した。パブリックビューイングに来た吉冨キヨ子さん(67)は、「心配していたが、登録されてうれしい。鹿児島に宝物が増えた気分だ」と喜んだ。

時事ドットコム(引用元)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201507/2015070600006&g=soc

【続報】 (2015/07/06-19:53)
 韓国への譲歩、日本政府内では不満も、首相周辺では、外務省の対応を非難する声も



 「明治日本の産業革命遺産」の世界文化遺産登録をめぐる日韓両国の調整で、日本側は譲歩を強いられた。5日の世界遺産委員会で政府代表団は、韓国が主張した施設の一部での戦時中の「強制徴用」に関し、「意思に反して連れて来られ、働かされた」と踏み込んだ。登録決定間際まで翻弄(ほんろう)された日本政府内では不満も漏れた。

 菅義偉官房長官は6日の記者会見で、日本政府の発言について「強制労働を意味するものでは全くない」と強調する一方、「登録を形にするために、ぎりぎりの調整を行った」と理解を求めた。

 韓国が世界遺産委で「強制労働」に言及しようとしていると日本が察知したのは6月末ごろ。杉山晋輔外務審議官を急きょソウルに送り、韓国側に再考を求めた。岸田文雄外相も韓国の尹炳世外相に電話し、世界遺産委でのやりとりを「対日請求権に絡めて政治利用しないよう」(外務省幹部)確認したという。

 元徴用工をめぐっては韓国の高裁が2013年、三菱重工業などに賠償金支払いを命じ、日韓間で政治問題化している。徴用工の財産請求権は1965年の日韓請求権協定で解決済みとの立場の日本にとって、「意思に反して」「働かされた」という言葉は韓国の理解を得るためのぎりぎりの線だった。

 しかし、発言をめぐって韓国側とは早くも認識のずれが表面化している。韓国外務省が発表した日本側発言の訳文では強制労働とほぼ同じ意味の「強制労役」という言葉を使用。尹外相も5日夜の記者会見で「日本が、強制労役した事実があったと発表した」と表明した。

 これに関し、韓国外務省関係者は「徴用工の請求権とは別次元だ」と語るが、いわゆる従軍慰安婦問題で何度も「蒸し返し」に遭った日本政府側には警戒感が募っている。首相周辺は「6月の外相会談の段階で文言の中身まで確認しなかったのは、職業外交官としては失格だ」と、外務省の対応を非難した。

時事ドットコム(引用元)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201507/2015070600820&g=pol

【続報】 (2015/07/06-20:02)
 日本国連教育科学文化機関(UNESCO)代表部大使、政府発言要旨



 「明治日本の産業革命遺産」の世界文化遺産登録決定後に佐藤地・国連教育科学文化機関(ユネスコ)代表部大使が発言した内容の要旨は次の通り。

 日本は、1940年代にいくつかの場所で、その意思に反して連れて来られ、厳しい環境の下で働かされた多くの朝鮮半島出身者等がいたこと、また、第2次世界大戦中に日本政府としても徴用政策を実施していたことについて理解できるような措置を講じる。

 日本は、インフォメーションセンターの設置など、犠牲者を記憶にとどめるために適切な措置を取る。

時事ドットコム(引用元)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201507/2015070600826&g=pol

【続報】 (2015/07/07-16:43)
 韓国外務省「請求権協定とは別の次元の問題だ」、日本代表の発言を元徴用工による賠償請求権の根拠に利用する考えはないことを示す



 【ソウル時事】韓国外務省報道官は7日の記者会見で、「明治日本の産業革命遺産」の世界文化遺産登録をめぐり、日本代表が世界遺産委員会で本人の意思に反した徴用政策を行ったと表明したことに関し「請求権協定とは別の次元の問題だ」と述べた。

 韓国政府としては、日本代表の発言を元徴用工による賠償請求権の根拠に利用する考えはないことを示したものだ。

 一方、韓国外務省は7日、ホームページに「日本の世界遺産登録に『意思に反して強制労役した歴史』を反映」と題したコーナーを開設。世界遺産委での韓国側の発言だけでなく、日本代表の英語による発言も掲載した。

 日本代表が発言した「forced to work」という言葉について、韓国は「強制労役した」と訳したが、日本は「働かされた」と訳し、「強制労働を意味するものではない」と説明している。

 韓国では「ごまかしだ」との反発が強いが、報道官は「英語の意味通りに理解すればよい。英文だけが正本だ」と述べるにとどめ、日本国内での説明に干渉しない姿勢を示した。

時事ドットコム(引用元)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201507/2015070700664&g=pol

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意見・感想・議論

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  1. 重大ニュースまとめ@名無しさん 2015/07/07(火) 20:44:46
    第二の慰安婦か
  2. 重大ニュースまとめ@名無しさん 2015/07/07(火) 22:01:14
    完全に韓国にやられた感がある
    暢気に喜んでる政治家はなんなんだろうね
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