豪華寝台特急列車「トワイライトエクスプレス」が引退、最終列車が大阪駅と札幌駅の両終着駅に到着、運行開始から116万人が利用
























































【主報】 (2015/03/13-13:21)
 豪華寝台特急列車「トワイライトエクスプレス」が引退、最終列車が大阪駅と札幌駅の両終着駅に到着、運行開始から116万人が利用



 豪華寝台特急「トワイライトエクスプレス」は13日午前9時55分、大阪発の最終列車が定刻より3分遅れてJR札幌駅に到着した。午後には札幌発の最後の列車も終点のJR大阪駅に到着し、引退した。

 トワイライトは平成元年7月、JR北海道、東日本、西日本が運行を始めた。豪華で非日常の列車旅が評判を呼び、これまでに約116万人が利用するなど愛されてきた。

 JR西日本は引退後の車両を団体専用臨時列車(団臨)に活用する方向で検討している。列車の名称は29年春に京阪神や山陰・山陽エリアで運行が始まる豪華寝台特急「トワイライトエクスプレス 瑞風(みずかぜ)」が引き継ぐ。

 雪が舞う札幌駅に到着した列車は汽笛を一声鳴らし、ゆっくり3番線に入った。出迎えた約1200人の鉄道ファンの中には列車の写真を掲げて名残を惜しむ人もいた。

 札幌着と大阪着の列車は12日の午前と午後、それぞれ大阪駅と札幌駅を発車していた。

産経ニュース
http://www.sankei.com/west/news/150313/wst1503130040-n1.html

【前報】 (2015/03/10-22:15)
 車両内部、点検、清掃作業を報道陣に公開



 12日にラストランを迎える豪華寝台特急「トワイライトエクスプレス」の車両内部や点検、清掃作業の様子が10日、大阪市のJR西日本網干総合車両所宮原支所で報道陣に公開された。

 大阪-札幌間1495・7キロを約22時間かけて走る列車は、登場から四半世紀で地球470周分の1900万キロを走破。116万人が利用してきた。

 客車の中には製造から40年以上が経過した車両もあり、台車などをハンマーでたたいて確かめる「打音検査」をしていた車両管理係の羽生隆男さん(58)は「手間はかかるが、それだけ愛着がある車両。私の鉄道人生の中でも大きな存在だった」と振り返った。

 公開された車両はラストランに向け、係員がブラシで汚れを洗い落としていた。ジェイアール西日本メンテックの田中憲一さん(46)は「最後なので、いつもより30~40分は余計に作業している」と話す。

 トワイライトエクスプレスは平成元年7月に運行を開始。沿線の食材を使ったフランス料理を楽しめる食堂車、展望サロンカーを連結し、人気を博した。しかし、北海道新幹線開業に向けた青函トンネル改修工事の影響や車両の老朽化を理由に、引退が決まった。

 12日に大阪駅と札幌駅をそれぞれ出発する列車がラストランとなるが、JR西日本は列車廃止後も、団体専用臨時列車(団臨)の「ランチクルーズトレイン」として活用する方向で検討している。

産経ニュース
http://www.sankei.com/west/news/150310/wst1503100076-n1.html

【前報】 (2015/03/12-11:57)
 JR大阪駅発の最終列車、ファン3500人に見守られながら出発、運行開始から地球470周分1900万キロを走破



 豪華寝台特急「トワイライトエクスプレス」が12日、引退の日を迎え、札幌行きの最終列車がJR大阪駅を出発した。国内最長の約1500キロを約22時間かけて走る人気列車で、平成元年の登場から四半世紀で地球470周分1900万キロを走破した。これまでに116万人が利用し、多くの人に愛されてきた。「お疲れさま」「ありがとう」。最後の雄姿を見守ろうと、出発する大阪駅の10番ホームと、線路を挟んだ向かいのホームはカメラを頭上高く掲げた薬3500人の鉄道ファンで埋まった。

 午前11時10分すぎ、深緑に黄色の帯をまとったトワイライトエクスプレスが姿を現すと、集まったファンらの歓声とカメラのシャッター音がこだました。

 気象条件の厳しい日本海側を長年走行し、風雪に耐えてきた車両は、塗装し直した跡が残るなど老朽化は隠せないが、関係者が丁寧に整備してきた車体はきれいに磨き込まれていた。

 1カ月前に大阪駅で唯一切符が取れたという男性会社員(34)は会社を休んで妻と娘の3人で乗車。「食堂車があったり贅沢な設備で、非日常が味わえる。最後の姿を車内から見届けたい」。

 子供2人と見送りに来た神戸市の鉄道ファンの主婦、藤田まどかさん(33)は先頭の電気機関車付近で「トワイライトは全部好き。昨年一度乗って、また乗りたかったが、切符が取れなかった」と名残を惜しんだ。

 「8001列車の運転士さん、こちら車掌です。8001列車、発車!」

 車掌が、無線で運転士に出発の合図を送った。午前11時50分、汽笛が高らかに鳴り響き、最終列車は約130人の乗客を乗せ、ゆっくりと動き出した。ファンらは、遠ざかるテールランプを手を振って見送った。

 トワイライトエクスプレスは平成元年7月に運行を開始した。沿線の食材を使ったフランス料理を楽しめる食堂車、展望サロンカーを連結し、人気を博したが、北海道新幹線開業に向けた青函トンネル改修工事や車両老朽化の影響で引退。ただ、JR西日本は今後も団体専用臨時列車(団臨)の「ランチクルーズトレイン」などとして活用する方向で検討している。

産経ニュース
http://www.sankei.com/west/news/150312/wst1503120025-n1.html

【前報】 (2015/03/12-12:10)
 最終列車の乗務員、3000人の中から3人、トワイライトエクスプレスに乗務して20年のベテランが担当



 「誰もが認める人。そういう人が選ばれ、最後の乗務に当たる」。JR西日本関係者によると、最終列車の乗務は鉄道員にとって栄誉なことだという。3千人余りいる車掌の中で、看板列車の豪華寝台特急「トワイライトエクスプレス」に乗務できるのは「優等A組・B組」と呼ばれる約50人。大阪駅を出る下り最終列車の乗務に就くのは、わずか3人だ。

 「50人の中から選ばれて乗せてもらうのだから、気持ちを込めて乗務したい」。そう語るのは、客車のドアの開閉を担当する畑利美(はたとしみ)車掌(56)だ。最終列車に乗務できなかった同僚車掌が手作りした「最終列車乗車記念証明書」を乗客に配布するつもりだ。

 車内放送を担当する船曳文徳車掌(54)には秘めた思いがある。

 「おやすみ放送」と呼ばれる午後10時の車内放送。通常は「おやすみなさい」と伝えるだけだが、最終列車では終着駅などの到着時に流れる車内オルゴールチャイム「ハイケンスのセレナーデ」を鳴らし、あえて「おやすみなさい」とは言わないようにするという。

 その代わり「明日札幌に到着するこの列車が最終便になります」と伝えようと思っている。「車内放送は粛々と短く終わるものだが、最後はちょっと長くなるかもしれない」。感極まって言葉が詰まらないよう、最後の放送をこなすという。

 下り最終列車全体を見渡すのは荻野政宏車掌(58)。トワイライトエクスプレスに乗務して20年のベテランだ。

 先輩車掌から「良かったら、最終乗務でこれを使ってほしい」と手彫りのスタンプを贈られた。「Twiラスト 荻野」。多くの同僚、関係者たちの思いを胸に、車内ではスタンプを乗客に押して回るつもりだ。

 下り最終列車は12日午前11時50分、札幌に向けて最後の旅に出た。トワイライトエクスプレスの引退も一つの契機となり、7月末で早期退職する予定だ。鉄道員としての自らの人生を振り返りつつ、感慨深そうに、こう語った。

 「この列車は車掌たちのあこがれの的だった。これに乗らずに終わる車掌もいる。乗りたくても乗れなかったお客さまの分も含め、見送りたい」

産経ニュース
http://www.sankei.com/west/news/150312/wst1503120027-n1.html

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