群馬大学医学部付属病院、肝臓の腹腔鏡手術を受けた患者8人が術後に死亡した問題を検証し、すべての事例で過失があったとする最終報告書を公表


 2015/03/03報 

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 2015/08/31報 













【主報】 (2015/03/03-12:45)
 群馬大学医学部付属病院、肝臓の腹腔鏡手術を受けた患者8人が術後に死亡した問題を検証し、すべての事例で過失があったとする最終報告書を公表



 群馬大病院(前橋市)は3日、肝臓の腹腔(ふくくう)鏡手術を受けた患者8人が術後4カ月以内に死亡した問題を検証した結果、「すべての事例で過失があった」とする最終報告書を公表した。また同病院は、肝臓の開腹手術後に死亡した患者1人の病気が当初予想したがんではなかったにもかかわらず、すぐに遺族に説明せず、主治医が生命保険の診断書にがんと虚偽記載していたことも明らかにした。

 同病院は昨年12月、第2外科が術前に必要な検査を十分せず、死亡例の原因もよく検討せずに手術を続けたことが問題だったなどとする中間報告を公表。その後、8人の事例を個別に検証した結果、最終報告書ではこうした問題点が「8例すべてで共通に認められた」と過失があったと結論付けた。

 また、少ない人数で診療を担当し、他の医師などからの意見を受けず閉鎖的な診療体制だったなどとして病院側の管理態勢にも不備があったと指摘した。

 野島美久病院長は記者会見で、「亡くなった8人のご冥福をお祈りする。ご遺族の皆さまに大変なご心配とご迷惑をおかけし深くおわびする」と謝罪した。

 同病院では平成22~26年、第2外科の同じ医師が執刀した腹腔鏡手術で8人が死亡。開腹手術でも過去5年間に10人が死亡したことが判明している。

産経ニュース
http://www.sankei.com/life/news/150303/lif1503030029-n1.html

【前報】 (2015/02/10-20:13)
 患者の遺族から依頼を受けた弁護士8人が弁護団結成 



 群馬大病院(前橋市)で腹腔鏡による肝臓切除手術を受けた患者8人が死亡した問題で患者の遺族から依頼を受けた弁護士8人が、弁護団を結成し、死亡の原因や医療ミスがなかったかなどについて独自に調査を始めた。弁護団によると、今月初旬、医療問題に詳しい弁護士で結成し、相談を受けた複数の遺族のうち、正式に依頼があった患者2人の調査を始めた。腹腔鏡の専門医とともに、カルテや手術を録画した映像の分析を進めている。

 群馬大病院では、肝臓の開腹手術を受けた患者も過去5年間で10人が死亡していたことが判明しており、弁護団は開腹手術の遺族からも相談を受けているという。

 弁護団事務局長の梶浦明裕弁護士は「遺族は真相究明を望んでいる。1人の医師の手術で18人も死亡していたとすれば異常で病院の体制の問題も明らかにしたい」と話した。

産経ニュース
http://www.sankei.com/affairs/news/150210/afr1502100040-n1.html

【続報】 (2015/03/04-07:03)
 執刀医は手術に必要とされる事前検査を実施せず、退院後に容態が悪化した患者を入院させず帰宅させ翌日に死亡させた事例も



 肝臓の腹腔(ふくくう)鏡手術を受けた患者8人が死亡した問題を受け、群馬大病院(前橋市)が3日に公表した最終報告書は「全ての事例で過失があった」と認めた。検証結果からは、執刀医の術前、術中、術後におけるずさんな診療行為の実態が浮き彫りとなった。(大橋拓史)

 同病院によると、肝臓を切除する手術を行う際には、肝臓の容量を計算するなどの術前評価が必要だという。切除後は残った肝臓に負荷がかかるため、手術でどれだけ切除できるかを事前に調べておく必要があるからだ。

 しかし、執刀医はこうした検査を実施しないまま肝臓を切り過ぎたため、術後、肝不全などの合併症を引き起こし、患者を死亡させたケースがあった。

 術中に肝臓の静脈を切り離したために血流を悪化させ、術後の肝不全を招いた可能性がある事例もあり、術中の判断でも問題点が指摘されている。

 また、退院後に容体が悪化した患者が救急外来で受診、入院することなく帰宅して翌日に死亡した事例もある。外来での診察は別の医師が担当したが、医師から連絡を受けた執刀医は帰宅させる判断を下しており報告書は緊急入院させるべきだったとしている。

 日本外科学会などが行った緊急調査では、全国2236施設で1198例実施された保険適用外の腹腔鏡肝臓切除手術の死亡率は2・27%。これに対し、同病院の死亡率は13・8%と突出して高い。

 病院は第1と第2に分かれていた外科を臓器ごとの診療科に再編するなどの改善策を実施し、執刀医が行った開腹手術で患者10人が死亡した問題についても調査を進めるとしている。

 野島美久病院長は「この執刀医が他からの意見や批判を受けることなく、閉鎖的な診療体制が続き、問題の把握が遅れたことが最大の問題だ」と指摘した。

産経ニュース
http://www.sankei.com/region/news/150304/rgn1503040037-n1.html

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